梅雨の時期、
お山の天気は変わりやすく、
晴れていたかと思うと、
突然雷が光ってゴロゴロと私たちを驚かせたりします。
雨上がりには、
子育て中のシジュウカラが
「いまがチャンス!」
とエサを運んでいます。
ある日のこと、
例によって突然降り出した雷雨。
しばらく強く降ったあと、
噓のように雲が晴れていきました。
すると、
玄関前に大きな水たまりができて、
子どもたちは大喜び。
カッパを着て勢いよく飛び出し、
ばっしゃんばっしゃん水しぶきをあげながら、
楽しそうに走り回ります。
フキの葉を頭の上にのせ、
帽子のようにしています。
「これで雨が当たらないよ〜」
ずいぶんびしょ濡れになっていますが・・・。
ところで、
なんでこんなに水たまりができてしまっているのでしょう?
水が流れていくグレーチングの下をのぞいてみることにしました。
そこには、
長年の落ち葉が詰まっていて、
水が流れにくくなっていたのです。
「これかき出さないと!」
「あふれて洪水になっちゃう!」
せっせと水をかき出すこと数分。
どうやら、
けっこう深くまで落ち葉が詰まっているらしく、
水の流れる先を見つけることができませんでした。
お迎えに来たお母さんたち。
びしょ濡れになった我が子を見てびっくりです。
これから車に乗せるのに、
カッパの中のズボンまで濡れていると言うじゃありませんか。
けれども、
そんな子どもたちの遊びを叱ることもなく見守って、
彼らも思う存分遊ぶことができました。
子どもたちののびのびとした遊びを見守って下さる、
お家の方々に感謝申し上げます。
2021年6月25日