3・4年生クラスのプロジェクトのご紹介です。
この日訪れたのは、
陶工房 楽 RAKU
飯綱高原にある、陶芸体験をやっているお店です。
工房には、
たくさんの魅力的な器がありました。
こんなものを作れるのかな〜
とみんなワクワクです。
作業場に入ると、
いよいよ陶芸家の気分。
先生から渡されたのは、
うすーく伸ばした粘土。
この粘土を切ったり模様を付けたりして、
自分だけのお皿を作るのです。
スタンプやクッキー型などを使って、いろいろなデザインを楽しめます。
「どんな模様にしようかな?」
「あのスタンプかわいい!」
ワイワイと作業をしていると、
だんだんとお皿の形ができあがっていきます。
「ねえ、このお皿で何食べる?」
「穴が空いてたらスープとかこぼれちゃうよね」
お皿ができたときのことを想像して、
早くも食べ物をのせることが楽しみになっています。
そもそも、
どうしてこの陶芸体験をすることになったかと言うと、
そこには、クラスのプロジェクトの大事な大事なねらいがあったのです。
環境問題について学んでいるときに、
「大量生産と大量廃棄」という現実を知った子どもたち。
「なんでこんなにもったいないことが起きるの?」
という純粋な疑問がプロジェクトの始まりでした。
彼らの疑問はやがて、
「自分たちで作ったモノなら、大事に長く使うはず」
という仮説に行きつきました。
だから陶芸体験。
この楽しい体験が、
大量生産と大量廃棄の問題に対する、
私たちクラスのできることにつながっていたのです。
「これぜったい大事にするよ!」
と、完成を楽しみにする彼ら。
最後は教えていただいた先生といっしょに記念写真です。
陶工房 楽 RAKUさん、
ありがとうございました!
おまけ
陶芸教室を後にした3・4年生、
大座法師池の湖畔にできる「森の駅」の様子をのぞきに行きました。
ここも、プロジェクトの活動で取材に来たかった所です。
そこにいたのは、せっせと絵を描くお兄さん。
TOMOYAARTSという、アートを生業にする方でした。
「仮囲いアート」といって、工事現場の囲いに現場で働く人々の顔を描いていました。
地域を彩り、地域とつながるステキな活動です。
こんなところにもSDGs!
めいっぱい楽しんだ3・4年生。
たいへん思い出深い一日となりました。
2021年9月30日