1月29日(土)、
3学期学習発表会
「LIVE」を実施しました。
この学習発表会は、
子どもたちが取り組んだ
プロジェクトを中心とした学習の成果を見せる場。
毎年たくさんの学びの成果が発表され、子どもたちの成長した姿が見られます。
「こんなことをやったんだよ」
「こんなものを作ったよ」
「こんなことが分かったよ」
「こんなところに行ったよ」

その姿はとても堂々としていて、
自分たちのプロジェクトを
「見てほしい!」という気持ちにあふれています。
その中でも、この3学期は特に、
「どんなメッセージを届けるか」
「発表を観た人にどうなってもらいたいか」
という視点が加わっていました。
「お客さんと一体となって盛り上げたい」
というのは、
発表会全体の運営を任された
ホストリーダーの思いでした。

そんな思いから発案したタイトルが
「LIVE」この4文字にそれぞれ、
「Learning」
「Inquiry」
「Voyager」
「Exhibition」
という意味を込めました。
今年は、
新型コロナウイルス変異株の影響を受け、
直前でオンライン開催となった学習発表会。
それでもホストリーダーが精一杯、準備を進めてきました。
お客さんというのは、
主に保護者の皆さん、
これまで本校に関心を寄せていただいた見学者の方、
そして卒業生の皆さんです。
オンラインでつないで、子どもたちの発表を楽しみに集まってくださいました。

子どもたちはその人たちの視点に立って、発表の仕方や内容を考えました。
「自分たちのどんな所が成長したか伝えたい!」そう考えたのは
1・2年生クラスでした。

彼らは演劇仕立ての発表を作り、
自分たちの成長した姿を見せることで伝えました。
「計算が早くなったこと」
「友達を上手に遊びに誘えるようになったこと」
「すぐに泣かなくなったこと」伝えたい成長がたくさんです。
3・4年生クラスは、
「自分たちの考えた『本当にエコな暮らし方』」についてプレゼンし、
自分たちにできることで環境保全につながる具体的な行動を訴えました。
「週末の遊び場にはエコに貢献している場所に連れて行って」
「自然を守りたい気持ちになれるから自然のすばらしさや大切さを味わって」
「自分で作ったものならきっと物を大切にできるから手作りしてみて」彼らなりに、
「エコっぽいではなく本当のエコとは」
と、視点を広げて考えた学びです。

一人ひとりが力強くメッセージを伝えたのは、
5・6年生クラスでした。
彼らは、
ごみ問題の解決策をはじめSDGsの普及をねらった取り組みを
一人一つの
「グリーン作戦」として発表しました。
「地域にポイ捨てされるごみを無くすためには」
「学校のごみの分別をもっとしっかりとできるようにするには」
「SDGsを知らない人に興味をもってもらうには」

問題解決のための
ターゲットが明確だったことがさすがです。
ビオトープ再生プロジェクトに取り組んだ
中学生クラス。


みんなの遊び場、自然観察の場としておなじみのビオトープに、
こんなにもたくさんの植物や昆虫がいることを伝えました。
盛りだくさんの学習発表会。
しかし、これはまだまだ
ほんの一部なのです。
クラスでの発表の他に、
「個人プロジェクト」として一人で探究したプロジェクトの発表があり、
さらに小学生全員で取り組んだ
「りんご園プロジェクト」の発表があり、
そしてステージだけでは伝えきれないことを直接伝える
「ブース発表」という形態もありました。

本当に見どころ満載の
「LIVE」となった今回の学習発表会。
お集まりいただいた皆さんには、
多大なるご不便をおかけいたしました。
しかし、
どのような状況であっても、
子どもたちの成長した姿を見せたい、
彼らのメッセージを届けたい。
そうすれば彼らは自分の存在と学びを心から肯定できるし、
自信をもって次の学びに進んでまだまだ成長できるはず。
この一点に希望を見出して、
今後もこの学習発表会の機会を大切にしていきます。
オンラインでお集まりいただいた皆さま、
本当にありがとうございました。
2022年2月1日
posted by greenhills-school at 16:00|
日記