小学生が植えたホウセンカや大豆の芽が出て、
すくすくと育っている初夏の陽気の飯綱高原。
そんな今日は、
全校での自然体験学習を行いました!
今回は、
飯縄山の麓から湧き出る「飯綱鉄鋼泉」をたどり、
流れた先にどこに向かうのか、探検します。
学習前に、
今日の自分はどのような学習者でありたいか、心に留めるワーク。
まずは、鉄鋼泉の湧き出る源。
飯綱高原スキー場跡のづなっち広場へ来ました。
すると見つけたのは、
じゃぶじゃぶと湧き出る水!
そして不思議なことに、
流れる水の周りは、赤茶色になっているのです。
まずはこの不思議な湧き水から、
「?」と疑問に思ったことを話し合います。
「水の周りが赤かったのはなぜ?」
「これも入れたら錆びるのかな?」
「匂いが鉄臭い感じだった!」
「湧き水はどこから来てるの?」
「魚は住んでいないの?」
たくさんの疑問が出てきました。
それでは、
そんな疑問をもちながら、
水の流れる先をたどっていきます。
流れた先でも、
水は周りの植物を赤茶色に変え、
さらにその流れは大きくなっていきます。
先へ進むと、
歩いて川の中まで入れるところまで来ました!
ここから入って、さらに探検していきましょう。
まだ水の色は茶色がかっています。
さて、
川に沿って探検している子たちは、
本当に探検家気分になってきています。
彼らが熱中したのは・・・、
川をまたいで倒れている木の橋を渡ること!
勇気を出した子が一人、また一人と、
倒木の一本橋を渡っていきます。
誰かが渡ると、
「自分もやってみたい!」
と思うようで、
初めは怖がっていた子も、
チャレンジしてみることにしました。
ドキドキしながら懸命に、
落ちないようにと渡っているのが見て取れます。
きっとさぞ思い出深い体験になったことと思います。
植物にも着目してさらに歩いていきました。

ヒトリシズカ、
マムシグサ、
カキドオシ、
ムラサキケマンといった、
学校ではあまり見られない植物を見ることができましたね。
さあさあ、
たくさん歩いた探検隊も、ゴールに近づいてきました。
たどり着いたのは、大座法師池!
私たちにとっても馴染み深い遊び場ですが、
水がどこから流れてくるか、あまり知りませんでした。
辿り着いた彼らは、
鉄鋼泉の水が実際に大座法師池に流れ込んでいる箇所を見てきました。
「ここから出る水も茶色いんだね」
「でも池全体が茶色いわけじゃないのはなんでかな?」
などと、
さらに探究を深めていました。
その後は、
広場で鬼ごっこや水辺で生き物探しなどをして、
目いっぱい遊びました。
お昼ご飯を食べて元気になったのか、
たくさん歩いたのにみんな元気いっぱいでした♪
身近な自然の中に身を置いて、
たくさんの不思議を探究する。
人間の作ったものではなく、
自然が作り出したものであるというのは、
私たちの想像もつかない驚きや感動がありますね。
丸太橋を渡るときの足の震えとか、
藪の中から香る獣臭のくささとか、
そして何よりこの美しい景色とか!
たくさん学んで楽しんだ、
そんな河川の自然体験学習でした!
2022年6月2日