2022年12月02日

インドと日本から貧困の解決を考えよう


冬休み!
クリスマス!
年末年始!

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なんだかそわそわと走り出したくなる、師走の始まり。
先日降った初雪に、子どもたちは大喜びです。


そんな日に、
インドからのゲストをお迎えしました。


インドの農村で貧困の削減に取り組む事業を行う、
Drithteeという企業の代表Satyanさんです。

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高学年〜中学生に向けて、
貧困の解決に向けて今どのように行動したらよいか対話する機会を作っていただきました。

サティアンさんは、
通訳を通してDrithteeの事業について詳しく教えてくれました。


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それでも、英語でお話しする言葉を、
子どもたちは一生懸命聞き取ろうとしています。

「インドってどこにあるんだっけ?」
「人口は10億人以上いるって聞いた」
「Googleの社長はインド系だって?」


知っている知識も少しはあったのですが、
お話を聞いていくと、
知らなかったインドの実態が明らかになります。

「人口はもうすぐ世界一になるんだ」
「地区によっては働けない人もたくさんいるんだ」
「特に女性の働く機会が極端に少ないんだ」



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そんな、インドの農村部の雇用問題に取り組むDrithteeの皆さん。
後半は輪になって対話をして、
どのような解決策が考えられるか話し合いました。

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子どもたちも、
「自分たちのアイデアが何か役に立つのかな?」
という感じがありましたが、
ちがう文化の人の意見というのが大事なのだそうです。


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「私は好きなことを仕事にしたいと思ってるよ」
「子どもの頃から、いろんなことを体験していたら、仕事にもつながるんじゃないかな」
「私は親がこんなことをしているのを見て育ったよ」


などなど、
彼ら目線の言葉にうなずくサティアンさんです。



探究のテーマにもつながるお話に、
5・6年生も興味深く聞いています。

特に子どもが平等に得られるとよい権利について探究していて、
8時間かけて水を汲みに行って学校に行けずにいる子がいることも学んでいました。

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中学生にとっても、
国際的な視野で将来のことを考えるいい機会です。

「私は将来外交官になろうと思っていて・・・」


と質問する人の目も真剣です。


では私たちはどう行動するのか


「Taking actionが大事なんだよ」
と話すサティアンさんも、
まさしくアクションを起こして事業を立ち上げたと言います。

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ここに参加した人たちが、
きっと新たなアクションを起こしてくれることと思います。
これからの彼らの学びに期待しましょう。

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2022年12月2日


DrithteeのWebサイトはこちら
https://drishtee.in/
posted by greenhills-school at 18:54| 日記